#4  目黒不動

嘗ての江戸には、目黒、目白、目赤、目黄、目青の五つの不動明王があり、そのうち目黒と目白はJR山手線の駅名にもなっています。

今回はこの目黒不動ですが、天台宗 泰叡山瀧泉寺、関東でも最古の不動霊場との事です。当社から南東方向に徒歩で約15分、丘陵の突端に位置しています。境内は比較的広く起伏に富んだ地形も相俟って東京には珍しい風情がある不動尊です。 またこの不動に隣接して「林試の森公園」と呼ばれている森林公園があるので、この近辺に行くと東京に居る事を忘れさせてくれます。残念な事に近所の商店街は寂れてしまっていますが、それでも八つ目うなぎ、乾物、豆腐、煎餅、蕎麦屋など昔の門前市の面影を残しています。

地形的に丘陵の端にあるので、境内には地下水が湧出しています。1200年前に慈覚大師円仁が独鈷を投げたところ忽ち滝泉がわき出し・・・・というような案内が出ています。こういう伝説では弘法大師が有名ですが、流石にこういう人達はタレントだからパフォーマンスにも天性のものがあったのでしょう。 ちなみにこの水は、干天が続いても涸れた事が無いと言われています。昔は修験者が身を清め、さらには農業用水に利用されたそうです。今でも崖に取り付けられた竜頭の口から水は湧出していて、ペットボトルに持ち帰る人達を良く見かけます。このあたり、江戸時代は近郊の景勝地として多くの江戸町民の観光地として栄えただけでなく、将軍も鷹狩りで訪れ目黒のサンマの種になりました。

   

階段を上った先に本堂がありました。
奥には大きな不動尊像が安置されています。

サツマイモ栽培で有名な青木昆陽の石碑です。
晩年は大鳥神社裏に隠棲されたそうです。
 
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